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FABOOL Laser Mini 組み立てのこと(1)

FABOOL Laser Miniの組み立ては、オンラインマニュアルに従いました。
配線のあたりがわかりにくいですが、いろいろな方が組み立て過程をアップされてますので、じっくり落ち着いて取り組めば、組み立てのハードルはそれほど高くないと思います。

どちらかと言うと組み立て後の、下記の3点が気になります。
・直角が出るか(矩形の加工がひし形になったりしないか)
・寸法精度、寸法の再現性が良いか(図面通りの寸法で加工できるか)
・加工のバラつきはないか

精度については、FAQに下記の記載があります。
・レーザーのスポット径:約0.2mm
・タイミングベルトの最小ステップ巾:約0.186mm

スポットの中心が加工の中心だとすると、加工で消失した材料の幅だけ、加工サイズが小さくなることになりますね。
そのあたりの調整が、ソフト的にできるのか不明です。

アクリル加工の結果は次回アップするとして、今回は組立時に気がついたことなどを幾つか・・・

■パッケージ 上段

■パッケージ 下段

■コントロール基板(上)とレーザー基板(下)
雰囲気が中華基板っぽい。
部品(特にリード品)の実装の感じとか、基板のうっすらと汚れた感とか。

レーザー基板のコイルが傾いてる。

実装は問題ないですが、念のため裏面を見ると、リードの切り損ないが。ニッパでプチッとします。

■工具です。スパナとレンチ。
レンチは自前のボールポイント付きを使いました。スパナは使用。

■ネジケース。名称、サイズと個数が書いてあるのは助かります。

■タイミングプーリ
写真のように、イモネジがプーリーから外れていることがあるので、紛失に注意。

■mini v plate(3種類)
V-slot(アルミフレーム)は、断面が正確な正方形ではないようです。
写真のように挿入してmini v plateのローラー調整を終わったのち、もう一組の溝(手前に見える溝)側に挿入しようとすると入りませんでした。
X軸のV-slotで全てのmini v plateの調整をしていますが、最終的にY軸のV-slotに挿入する際は、V-slotの向きに気をつけましょう。
偏心スペーサーの調整に苦労しましたが、私はベルトを貼ってからも再調整したので、この時点ではあまり神経質にならなくてもいいかもしれません。

■X軸 タイミングベルト
タイミングベルトの折り返しの長さは、左右ともに約2~3cmを目安となっていますが、2~3cmだとベルトが長過ぎるようです。
ベルトを張るとき、X軸モーターユニットを取り付けるM5 TナットがV-slotからはみ出してしまいます。(下写真赤丸)

M5 Tナットがはみ出さない程度に、ベルトの折り返しは2~3cmより長くしました。折り返しが長くなって邪魔なので、写真のように結束バンドで止めます。

(つづく)