今回、X軸のホイールとY軸のベルトの張り再調整しました。
ズレが顕著になってから、軸のブレ対策のつもりで、偏心スペーサはホイールがフレームにキツめに接するように調整していました(前々回)。
特にY軸は、フレームから浮くホイールがないように心がけていましたが、効果ないので再びスムーズになるように調整したつもりです。
手で軸を動かしてみて、偏心スペーサ付きでない2個のホイールのどちらか1個が、フレームから浮く(空回りするの浮いていることがわかる)ことがあっても気にしない感じです。
今回はX軸を再度調整し、Y軸のベルトの右側が左に比べて緩んでいたので、左の張りに合わせて張り直しました。
ところで、下のような矩形(20X15mm)の赤丸のズレは、私の装置で現在確実に発生します。
赤丸内の、この一辺から加工スタートです。
いままでもスタートの直線がおかしいパターンが、時折あります。
この一辺はX軸が右から左へ移動する際のカット痕です。
左から右へ移動する下の辺では発生していません。
ちなみに、写真の左上が原点です。
このデータをX軸の調整確認用に使います。
X軸調整の結果、少しは良くなるのですが、キレが悪いのには変わりありませんでした。
メカ調整を一通りやりきったので、再度データに目をやってみます。
下のように外形と抜き穴とで色を分けてみました(紫と水色)。
裏面もOK。もうすでに抜き穴のパーツがいくつか抜け落ちています。
さあ、これから何回かテストして再現良く切れることを願います。
ちなみに、右のパーツのように縦長に部品を配置すると、横長に配置した場合に比べて全長が短くなるようです。
部品同士を組んだときに、縦置きした部品だけキツキツです。
その辺も考慮が必要なようです。
キャリブレーションできればいいのにね・・・
最終的には下のように、全パーツの外形と内部の抜き穴を色分けしています。(色がわかりづらいですが・・・)
カットズレに関して、今回感じたこと。
あくまで私の装置とデータにおいて、ですが・・・
■ホイール調整はスムーズに動くことを重視すべき。
キツめに調整してもズレには今回はあまり効果なかった。
■Y軸は左右のバランスも重要(ベルトの張り、偏心スペーサの締め具合)
■データ(システム)要因もあるような気がするが、メカ要因との複合かもしれない。
■色分けしたり、図形を回転すると改善する場合あり。