HICTOP 3Dプリンター 3DP-21 ネジ穴を構築してみる(2)

MISUMIのカタログから、キャップスクリューの3Dデータを拝借してニキシー管時計のケース用部品を検討中。

更にネジ穴やナットの埋め込み穴の検討。

ネジ穴は開口部を面取りや段差で座ぐっておけばボルトの入りが良好なことが分かった。
穴の座ぐり➡︎ねじ山追加 の順でネジ穴作成。
逆にするとネジ山の端が切断されてしまう。
第1層側も開口部を座ぐっておけば、ノズルの高さ調整がイマイチだったとしても、ネジ山が変形することはないようだ。
写真は全てM3。
積層ピッチ0.05mm。

なんかいじくり回したらすごい形になった。

結局、3Dプリントのねじ穴は見送り。
理由は積層方向と直角にネジ穴構築する場合があるため。
流石に横に寝かしてネジ穴がまともに印刷されるとは思えない。
部品の分割は今回やりたくないので、ナット埋込み式でいくことに。

印刷してみよう。
出力に1時間40分かかった。

丸穴のなかにサポートがないことに印刷してから気づく。
ナット用の穴にはあるけど・・・
Curaの設定はSupport typeをEverywhereにしてあるのだけれど。
Expert settingsのOverhang angle for supportをいじったけど変化なし。
きっとまだ、紐解かないといけないことがあるんだ。

とりあえずナットを入れてみた。

今回はケース内でナットが落ちないように、圧入しないとナットが入らないくらいの穴サイズ。
結果、横向きのナット穴が圧入に耐えられずにクラック発生。
積層方向からして弱い部分。
肉を厚くするか、穴を広げるか悩む。

気分転換にケースをカット。

マスキングしてないのでヤニ付き。
隙間とかできないか心配だったけど、問題なく組めて良かった。

サイドパネルはもう少し出っ張りを小さくした方がかっこいいのかもしれない。

2個目。
ナット穴のクラック対策で、周囲の肉を厚くしたが穴のばらつきのせいかナットのポロリがある。

ナット穴を調整するか、別な方法を考えるか・・
尚、こんな複雑な形にしなくとも、下の画像のような素直な積層のままで、時間も材料も殆ど変わらないということが分かった。

ナットのポロリはメンテ中限定ではあろうけれど、ケース内に落ちることを考えるといただけない。
ネジ穴どうしよう。
3Dプリンタによるネジ穴構築の話でなくなってきたけど、つづく・・・

 

 

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