またまた、だいぶ前回から時間が空きましたが、今回から光軸調整です。
注意(重要)
■必ず保護メガネを着用して作業してください。
■以降の写真は、設計中のものなのでカバーがない状態のものが多いですが、カバー設置後の調整を強く推奨します。
■本製作記録では実際に行った作業を できるだけ 正確に記述するよう心がけていますが、それでも言葉足らずや間違いがあるかもしれません。多くの先輩方の優れた記事が他にもたくさんありますので、多くの情報を吟味されて、安全に作業されるようにお願いいたします。
レーザー管調整(第1ミラーへの入射位置)
第1ミラーへのレーザー光の入射位置を調整します。
注)レーザー電源はまだ入れないこと。
事前準備として、できるだけレーザー管をX軸と平行に配置しておきます。
レーザー管直下のアルミフレームを基準とし、レーザー管マウントの取り付け位置を微調整して、 レーザー管 とフレームを「上から見て平行」にしておきます。
また、レーザー管とアルミフレームを「横から見て平行」に配置します。
水準器を使う場合には、レーザー管直下のアルミフレームの水平状態を確認して、同じくらいの傾きにレーザー管も合わせます。
アルミフレームが水平でないのに、レーザー管だけを水準器で水平に位置決めしてはいけません。
レーザー管の高さや傾きは、レーザー管マウント下部のダイヤルを回すことにより、調整できます。
注)この段階では、まだミラーは取り付けません。
レーザー電源に、 照射スイッチとパワー調整用のボリューム を取り付けます。
結線は下記を参照ください。
記事内のレーザー電源は3年ほど前に購入したものなので、アリエクなどで現在入手可能な電源とは結線の仕様がだいぶ異なるようです。
これから部材を購入する方の参考にはあまりならないかもしれません。
第1ミラーマウントにマスキングテープを貼ります。
レーザー電源を入れて、操作スイッチを使いレーザーを照射します。
レーザー強度は、マスキングテープの焦げ具合を見ながら調整してください。
今回は入射位置がミラーマウントのミラー取り付け穴 に対して下方にずれていたので、レーザー管が上方へ平行移動するよう高さを変更して、中央付近に照射されるように調整しました。
横方向のズレは、ミラーマウントを横方向に移動させて調整します。
ミラーマウントの取り付け穴が長穴になっているので、調整可能です。
横方向は後の工程で再度触ることがあるので、あまり神経質に中央に合わさなくてもよいと思います。
つまり、後工程で再度調整することにより、中央からずれることがあるということです。
実用上は入射位置がきっちり中央でなくても、ミラー内で反射していれば問題ないです。
ミラーマウントの中央にレーザー光の入射位置を調整できたら、ミラーを取り付けます。
ミラーマウントの固定リングを外します。
ミラーを準備します。
蒸着面(金色面)が表で、レーザーを反射する側です。
ミラーをマウントのミラー取り付け穴に入れます。
金色面がこちらを向いているように見えますが、実際は金色面はレザー管側を向いています。
ミラー固定リングを 取り付けます。
補足ですが、私の購入したミラーマウントには、下の写真の矢印に示すガイドがついています。
おそらく、ミラーマウント上での確認の前に、入光位置のアタリをつけるためのものではないかと推測しています。
最初はこのパーツにマスキングテープを貼って開口内に入光しているのを確認してから、ミラーマウント上での確認に移ってもいいかもしれません。
【続く・・・】